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武蔵常盤

2026.8.13

第六回 次の10年をつくる「礎の五人」へ。武蔵常盤株式会社が一緒に働きたい人

武蔵常盤株式会社は、2026年8月で創業10周年を迎えました。

この節目を機に、5回にわたって私たちの歩みと考え方を書いてきました。

第1回では、オンプレミスからクラウド、Salesforce、そしてAIへと変化してきた10年間。

第2回では、創業以来の黒字経営を支えてきた「始末した経営」。

第3回では、SESのシステム開発現場で身につけた「現場力」。

第4回では、「できること」と「やるべきこと」の違いから考える商売の本質。

第5回では、AI時代にエンジニアが「自分を経営する」ということについて書きました。

最終回となる第6回では、

「では、武蔵常盤株式会社は、これからどんな人と働きたいのか」

について書きたいと思います。

私たちは、次の10年を一緒につくる仲間を、

「礎の五人」

と呼んでいます。

 

なぜ「五人」なのか

創業10周年だからといって、武蔵常盤株式会社は一気に何十人、何百人と採用するつもりはありません。

これは、第2回で書いた「始末した経営」とも関係しています。

会社の規模を大きくすることそのものを、私たちは目的としていません。

人数を増やせば会社が強くなるとは限らないからです。

一人採用すれば、その人の生活があります。

その人のキャリアがあります。

そして、会社には雇用する責任があります。

採用は、

「売上が増えそうだから人を増やす」

というほど単純なものではありません。

だからこそ、私たちは一気に組織を大きくするのではなく、

まず、次の武蔵常盤を支える五人と出会いたい。

そう考えました。

 

「礎」という言葉

建物を建てるとき、最初に必要なのは土台です。

土台がしっかりしていなければ、その上に大きな建物を建てることはできません。

次の10年の武蔵常盤株式会社も同じです。

これから会社がどの程度の規模になるのかは、まだ分かりません。

技術も変わります。

事業も変化するでしょう。

AIによって、システム開発の方法そのものが大きく変わる可能性もあります。

しかし、どのような会社になるとしても、

その会社を支える最初の土台となる人たち

が必要です。

だから「礎の五人」です。

単なる最初の5名という意味ではありません。

次の10年の会社文化を一緒につくる人。

そんな意味を込めています。

 

未経験者を募集しない理由

今回、武蔵常盤株式会社が募集する職種では、基本的に実務経験者を対象としています。

これは、

「未経験者には可能性がない」

という意味ではありません。

未経験から素晴らしいエンジニアになる人は、もちろんいます。

私自身も最初は未経験でした。

しかし、現在の武蔵常盤株式会社が果たすべき役割を考えたとき、

ゼロからエンジニアを育成する会社ではない

という結論になりました。

第4回で、

「できること」と「やるべきこと」は違う

と書きました。

未経験者を採用することはできます。

しかし、それが現在の武蔵常盤がやるべきことなのか。

そこを考えました。

 

私たちが求めているのは「次へ進みたい経験者」

武蔵常盤株式会社が一緒に働きたいのは、

これまでITエンジニアとして実務経験を積み、その経験を土台にして次へ進みたい人

です。

例えば、オンプレミス環境でシステムを作ってきた。

Javaを中心にサーバーサイド開発を経験してきた。

SIerで設計や開発、プロジェクトマネジメントを経験してきた。

AWSなどのクラウド環境に携わってきた。

Salesforceの開発・導入に携わってきた。

そうした経験は、決して古いものではありません。

第5回でも書きましたが、

過去の経験は、次の技術へ進むための土台です。

大切なのは、過去の経験だけでこれからも仕事をしようとするのではなく、

その経験を使って次へ進もうとすること。

です。

 

「教えてください」から始まらない

新しい会社に入れば、分からないことは当然あります。

Salesforceが初めてならSalesforceを学ぶ必要があります。

AIを使った開発経験が少なければ、それも学ばなければなりません。

私たち自身も学び続けています。

だから、

「知らないことがある人は採用しない」

ということではありません。

むしろ、すべてを知っている人などいません。

私たちが大切にしたいのは、

分からないことに出会ったときの姿勢

です。

「教えてもらっていないのでできません」

で止まるのか。

それとも、

「まず調べてみよう」

「AIにも聞いてみよう」

「小さく動かしてみよう」

「ここまでは理解したので、この部分を教えてほしい」

と進めるのか。

この違いは大きいと思っています。

 

「知らないものが出ても仕事を進められる人」

第3回で「現場力」について書きました。

私自身、SESのさまざまな現場を経験してきました。

そこで学んだのは、

全部を知っている必要はない

ということです。

新しい現場に入れば、知らないことは必ずあります。

知らない業務。

知らないシステム。

知らない技術。

知らない文化。

そのたびに、

「これは経験がないからできません」

と言っていたら仕事になりません。

調べる。

聞く。

試す。

理解する。

そして仕事を前へ進める。

武蔵常盤株式会社が求めているのは、

「何でも知っている人」ではなく、「知らないものが出てきても仕事を進められる人」

です。

 

AIを使える人ではなく、AIを使って成果を出せる人

これからのITエンジニアにとって、AIを使うことは特別な能力ではなくなっていくでしょう。

AIに質問する。

コードを書かせる。

文章を作らせる。

これだけなら、多くの人ができるようになります。

だから武蔵常盤株式会社が重要だと考えているのは、

AIを使えるかどうかではありません。

AIを使って成果を出せるか。

です。

AIに調査させた。

それで終わりではありません。

その調査結果は正しいのか。

AIに設計させた。

その設計は、このお客様の環境で本当に使えるのか。

AIにコードを書かせた。

そのコードを本番環境へ出して大丈夫なのか。

最終的に判断し、成果物に責任を持つのは人間です。

 

「AIが作りました」は免罪符にならない

これからAIによる開発が一般化すると、AIが作ったコードや設計書を見る機会はますます増えるでしょう。

しかし、お客様から見れば、

「人間が作ったのか」

「AIが作ったのか」

は、本質的な問題ではありません。

求められるのは、

約束した品質の成果物が提供されること

です。

障害が起きたときに、

「AIが書いたコードなので分かりません」

とは言えません。

AIが生成したものでも、自分たちの成果物として提供するなら、

理解する。

確認する。

テストする。

そして責任を持つ。

私たちは、この当たり前のことを大切にしたいと思っています。

 

自分のキャリアを「会社任せ」にしない

第5回では、

エンジニアは「自分を経営する」

という話を書きました。

これは武蔵常盤株式会社の採用においても、とても重要な考え方です。

会社は、社員の成長を支援します。

仕事の機会を提供します。

必要な学習や挑戦も支援します。

しかし、

会社がその人の人生のキャリアを全部決めることはできません。

自分は何を目指すのか。

今の案件で何を身につけるのか。

次に何を学ぶのか。

5年後にどんな仕事をしていたいのか。

これは、自分でも考えてほしいと思っています。

 

会社と社員は、一方的な関係ではない

「会社が社員を育てる」

という言葉があります。

もちろん、会社には人材を育成する責任があります。

しかし私は、

会社だけが社員を育てるのではない

と思っています。

社員も会社を育てます。

新しい技術を持った人が入れば、会社に新しい技術が加わります。

違う現場を経験した人が入れば、会社に新しい知見が加わります。

新しいアイデアを持った人が入れば、会社の可能性が広がります。

だから採用とは、

完成した会社へ人を入れることではなく、人が加わることで会社そのものが変化していくこと

だと思っています。

「礎の五人」には、その役割も期待しています。

 

私たちも、完成された会社ではない

武蔵常盤株式会社は創業10周年を迎えました。

しかし、

10年続いたから完成した会社になったわけではありません。

むしろ次の10年は、これまで以上に変化する可能性があります。

AIによってシステム開発が変わる。

クラウドサービスも変わる。

お客様の業務も変わる。

エンジニアに求められる能力も変わる。

だから会社も変わります。

現在のやり方が10年後も正しいとは考えていません。

一緒に働く人たちと考えながら、次の武蔵常盤株式会社をつくっていきたいと思っています。

 

大企業のようなキャリアパスはありません

これは、応募を考えてくださる方に、あらかじめ伝えておきたいことです。

武蔵常盤株式会社は小さな会社です。

大企業のように、

「3年目でこの役職」

「5年目でこの部署」

「次はこのポジション」

という、完成されたキャリアパスが用意されている会社ではありません。

しかし逆に、

自分でキャリアを考える余地があります。

技術を深める。

クラウドへ進む。

Salesforceへ進む。

顧客との折衝を増やす。

プロジェクトをまとめる。

AIを活用した新しい開発方法を研究する。

自分の経験と会社の方向性を組み合わせながら、次の仕事を考えていく。

それを面白いと思える人には、合う会社だと思います。

 

「安定」とは、変わらないことではない

私は、IT業界における本当の安定とは、

同じ仕事をずっと続けられることではない

と思っています。

技術は変わります。

会社も変わります。

市場も変わります。

だから、

環境が変わっても仕事ができること。

これがエンジニアにとって大きな安定になるのではないでしょうか。

一つの技術に依存するのではなく、

これまでの経験を土台に、新しい技術を学ぶ。

知らないものが出てきても調べる。

現場に合わせて自分の役割を変える。

AIも使う。

そして、お客様に価値を提供する。

そんな「変化できる人」を、私たちは求めています。

 

私たちが大切にしたい5つのこと

10周年の記事を6回書いてきました。

振り返ってみると、武蔵常盤株式会社がこれから一緒に働く人と共有したい価値観は、次の5つに集約できると思います。

1.分を弁える

自分を過大評価しない。

しかし、過小評価もしない。

自分のできることと、できないことを理解する。

2.学び続ける

今持っている技術だけで、10年後まで仕事ができるとは考えない。

変化を恐れず、必要なことを学ぶ。

3.現場を見る

技術ありきではなく、お客様とプロジェクトが何を必要としているのかを見る。

4.自分を経営する

限られた時間を何に使うのか。

自分のキャリアを他人任せにしない。

5.お客様の目標達成に寄与する

技術は手段。

最終的に大切なのは、その技術によってどのような価値を提供できたのか。

この5つです。

 

「礎の五人」を募集します

武蔵常盤株式会社は、次の10年へ進みます。

私たちは、会社を急激に大きくするために採用するのではありません。

人数を増やしたという実績を作りたいわけでもありません。

次の10年、

武蔵常盤株式会社がどのような会社になるのかを一緒に考え、一緒につくる人

と出会うために採用します。

完成された環境を求める人には、合わないかもしれません。

決められたキャリアを歩きたい人にも、合わないかもしれません。

しかし、

これまでITエンジニアとして経験を積んできた。

次の技術へ進みたい。

AI時代のシステム開発を面白いと思う。

自分のキャリアを自分でも考えたい。

そして、自分の技術によってお客様に価値を提供したい。

そんな人であれば、

武蔵常盤株式会社の次の10年をつくる「礎」の一人になってほしい。

そう思っています。

 

10年後、この五人から始まったと言えるように

2016年に会社を創業したとき、2026年の武蔵常盤株式会社がどのような会社になっているのか、正確には分かりませんでした。

同じように、2036年の姿も分かりません。

しかし、それでいいと思っています。

10年間会社を経営して学んだことは、

未来を正確に予測することより、変化したときに自分たちも変化できることの方が大切だ

ということです。

始末した経営を続ける。

現場を見る。

商売の本質を忘れない。

新しい技術を学ぶ。

AIを道具として使いこなす。

そして、お客様とともに成長する。

次の10年も、この基本は変わりません。

その10年を、一緒につくる仲間を探しています。

いつか振り返ったとき、

「武蔵常盤株式会社の次の10年は、この五人から始まった」

と言えるように。

次の10年をつくる「礎の五人」を募集します。

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