
AI
2026.6.23
AIよりあなたは 価値のある存在ですか?

弊社が応援している企業様の株主総会で、営業の方との雑談の中で印象的な言葉を聞きました。
「面談で、『あなたはClaudeより価値のある人ですか?』って言われたら、きついですよね。」
最近、私自身もClaudeを使い始め、資料を読み込ませてSalesforceのメタデータを作成したり、設計の相談をしたりする中で、「これはすごい」と感じる場面が何度もありました。
一方で、エンジニアの間では、自分の存在価値について悩む声も増えています。
AIを駆使して開発を進めても、「AIがすごいんだよね」の一言で終わってしまう。頑張って新しい技術を身につけても、その成果がAIの手柄のように見えてしまうこともあります。
私自身も、「AIがこれだけ優秀なら、自分の価値とは何だろう」と考えることがあります。
確かに、AIは圧倒的に速いです。
要件定義書、設計書、プログラム、テストケースまで作れる時代になりつつあります。
しかし、実際に現場で仕事をしていると、AIが答えを出してくれるだけでは成果にはつながらないことも分かります。
どのようなシステムにするのか。
何を優先するのか。
どの案を採用するのか。
顧客は本当に何に困っているのか。
こうした判断は、まだ人間が行っています。
AIは優秀なパートナーですが、目的を決めるのは人間です。
だから私は、「AIより価値のある存在にならなければならない」とは思いません。
AI単体と人間単体を比較しても意味がないからです。
これから求められるのは、
「AI単体より価値がある人」
ではなく、
「AIを使って成果を出せる人」
なのだと思います。
AIを活用しながら、顧客の課題を解決する。
AIを活用しながら、より良い設計を考える。
AIを活用しながら、より速く、より高い品質の成果を生み出す。
そこに人間の価値があります。
おそらく私が引退する頃には、要件定義から設計、実装、テストまで、ほとんどをAIが担う企業も珍しくなくなっているでしょう。
それでも最後に責任を持ち、方向性を決め、成果に結び付けるのは人間です。
だから私はこれからもAIを学び続けます。
AIに勝つためではありません。
AIと共に、より大きな成果を生み出すためです。